21011114

人文社会HSS314z 

2年, 3年, 4年前学期水5

社会思想史A

History of Social Thought A

庄司 俊之

単位区分

単位数: 2単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

関連Webサイト

主題および達成目標

(a)主題:本年度前期「社会思想史A」では古代~中世~近世の思想史を取り扱う。テーマは「近代以降に見失われたものは何か」とする。徳論など、思想における主要なテーマのいくつかは社会の広域化・複雑化にともなって重要度を減退させていったが、だからもは論じる必要はないと見なすのでなく、我々の時代には十分思考しえない何かがあると捉えれば、我々自身の自己理解の一助となるはずである。講義では、近代/前近代の対比のほか、比較文化論的な視座からいくつかのトピックを概観する。興味のもてる話題を見つけられたり、思想史的方法の面白さを味わえたりすれば成功である。

(b)達成目標:(1)講義で扱った主要な思想家たちのそれぞれの特色を理解できる。(2)その思想がいかなる社会状況とどういう関係を結んでいるかを理解できる。(3)社会と思想の葛藤の連続として歴史を捉えられる。

前もって履修しておくべき科目

とくになし

前もって履修しておくことが望ましい科目

とくになし

教科書等

教科書は使用しない。
参考書等は講義内で適宜紹介する。

授業内容とその進め方

(a)授業内容
第1回:はじめに:思想史の法と今回のテーマ/思想史のなかの古代ギリシャ
第2回:「オイディプス王」における「悲劇」とその行方
第3回:プレ・ソクラテスの思想家たち
第4回:ソクラテスと「哲学の誕生」
第5回:哲人王と生気論的世界観
第6回:「狂ったソクラテス」としてのディオゲネス
第7回:ストア派とエピクロス派
第8回:中世とは何か~イエスとキリスト教共同体
第9回:教会権力の形成とその批判
第10回:中世の神学思想:アウグスティヌス~アクィナス
第11回:ルネサンスと宗教改革(1):モアとマキャベリ
第12回:ルネサンスと宗教改革(2):科学、戦争、印刷革命
第13回:ルネサンスと宗教改革(3):エラスムスとルター
第14回:逆説としての近代:知、真理、権力
第15回:むすびにかえて:思想史と現代

(b)授業の進め方
講義は講師によるレクチャーが中心となる。講義ではスライドを使用するが、同スライドはWebClassにアップするので各自参照のこと。

授業時間外の学習

高校世界史レベルの事項はまえおき抜きに話題にすることがあるので、必要に応じて検索するなどして適宜知識を確認することが望ましい。復習は、配布資料やノートをよく読み返すこと。

成績評価方法および評価基準

(成績評価方法)
全15回のうち2/3以上出席した者だけを評価の対象とする。
評価は筆記試験による。

(評価基準)
(1)講義内容をきちんと押さえていること
(2)必要なポイントに触れていること
(3)論理性と文章力

オフィスアワー・授業相談

質問等は講義の前後およびメールにて受け付ける。

学生へのメッセージ

「この授業は何の役に立つのか?」と聞かれたときには「一般教養は生きるための力を培うものです」と答えることにしています。その心積もりで受講して頂ければと思っています。

その

とくになし

キーワード

悲劇と真理
欲望
生気論的世界観
神と人間
自己への配慮
自由と服従
最終変更日時: 2025/03/27 0:04:55