21011202

人文社会HSS402z 

2年, 3年, 4年後学期水1

倫理学B

Ethics B

加藤 之敬

単位区分

単位数: 2単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

関連Webサイト

なし。

主題および達成目標

[主題]
本授業では、科学技術の発展に伴って生じている様々な倫理学的問題、環境倫理、動物倫理などを取り扱います。可能な限り具体的な事例に即して、自分たちの解決すべき課題としてこれらの問題にアプローチしていきます。また、反出生主義についても取り扱います。

[達成目標]
科学技術の発展によって生じる様々な倫理学的課題に関して、それらについて議論するうえで必要となる基礎的な知識を習得するとともに、それらの諸問題を解決するための話し合いの場で必要となる能力(自身の考えを適切に言葉にする能力など)や姿勢(相手の意見を尊重する姿勢など)を涵養することを目指します。

前もって履修しておくべき科目

なし。

前もって履修しておくことが望ましい科目

なし。

教科書等

主な参考文献は以下の通りです。

吉永明弘・寺本剛編『3STEP シリーズ2 環境倫理学』、昭和堂、2020年
金光秀和・吉永明弘編『3STEP シリーズ7 技術哲学』、昭和堂、2024年
森岡正博『生まれてこないほうが良かったのか? 生命の哲学へ!』、筑摩選書、2020年

その他、参考となる図書は授業中に紹介します。

授業内容とその進め方

[授業内容]
第1回 導入
第2回 科学技術の倫理学(1)リスク論
第3回 科学技術の倫理学(2)原子力発電所
第4回 科学技術の倫理学(3)AI
第5回 科学技術の倫理学(4)尊厳死
第6回 環境倫理学(1)土地倫理
第7回 環境倫理学(2)世代間倫理
第8回 環境倫理学(3)エコツーリズム
第9回 動物倫理(1)自然の権利
第10回 動物倫理(2)食をめぐって
第11回 動物倫理(3)生物多様性
第12回 反出生主義をめぐる議論(1)導入
第13回 反出生主義をめぐる議論(2)ショーペンハウアー
第14回 反出生主義をめぐる議論(3)ニーチェ
第15回 総括

概ね上記の予定通りに進行していく予定ですが、進度によっては一部内容を次の回に取り扱う場合があります。

[進め方]
基本的には講義形式で進行していきますが、時間に余裕があれば可能な限りディスカッションの時間を設けるつもりです。
授業の最後に考えてきてもらいたい問題を提示しますので、それについて自分の考えをまとめておいてください(最終回は除きます)。
授業の最後にはリアクションペーパーに考えたことや疑問点を記入して提出してください。

授業時間外の学習

[予習]
次回授業で考えてもらいたい問題を授業の最後に提示しますので、それについて自分なりに調べたり、自身の考えをまとめておいてください。

[復習]
自分でとったノートや配布した資料を見直してください。
また、授業で紹介した文献のなかで気になるものがあれば自分で読み進めてみてください。

成績評価方法および評価基準

[成績評価方法]
学期末試験80%、リアクションペーパー20%。

[評価基準]
学期末試験では、(1)授業中に説明した基本的な知識が身についているか、(2)授業中に説明した用語や事柄について適切に説明できるようになっているか、(3)倫理学的な問いに対して自分なりの見解を説得的に記すことができているか、を測ります。6割以上の点数がとれていなければ不可となります。

リアクションペーパーでは、授業に対する積極的な姿勢を測ります。理解したことや疑問点を適切に言葉にできているかどうかが評価の基準です。リアクションペーパーを10枚以上提出していなければ不可となります。なお、白紙のもの(名前だけ記入したもの)や、内容を伴わないもの(前述の評価基準を満たすことができていないもの)は未提出とみなします。

オフィスアワー・授業相談

電子メールで受け付けます。または授業終了後に教室に残っているうちに話しかけてください。

学生へのメッセージ

科学技術の発展は豊かな生活をもたらすだけでなく、様々な倫理学的な問題も私たちにつきつけてきます。この授業が、みなさんにとって、そうした問題をあらためて考えるきっかけになるように願っています。

その

リアクションペーパーの一部は、名前をふせたうえで配布したり、読み上げさせてもらうことがあります。

キーワード

倫理学
動物倫理
環境倫理
科学技術の倫理
最終変更日時: 2025/03/11 1:40:32