21011214

人文社会HSS414z 

2年, 3年, 4年後学期水5

社会思想史B

History of Social Thought B

庄司 俊之

単位区分

単位数: 2単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

関連Webサイト

主題および達成目標

(a)主題:本年度の社会思想史Bは、ハンナ・アーレントによる全体主義論をテーマとする。全15回の講義の前半(~第5回)では、準備体操として映像作品を用い、全体主義のイメージを入手したうえで、近代社会との連続性・不連続性について一定の理解を得る。それから本題の『全体主義の起源』の検討に入っていき、全体主義が、いかなる要素がいかなる条件のもとで融合し成立したか、またその本質は何かについて理解を深めていく。

(b)達成目標:ひとつ、近代性と全体主義の連続性・不連続性について理解すること。ふたつ、全体主義の本質は何か、アーレントが独特の意味を込めて語る「運動、イデオロギー、テロル」といった概念に即して理解すること。みっつ、西欧思想史の基礎教養に触れ、思想史的視座の面白さの一端に触れるとともに、できれば現代社会の理解のための一助にできること。

前もって履修しておくべき科目

とくになし

前もって履修しておくことが望ましい科目

社会思想史A

教科書等

教科書は使用しない。
参考書等は講義内で適宜紹介する。

授業内容とその進め方

(a)授業内容
第1回:はじめに-授業のテーマ:ハンナ・アーレントと悪の諸類型
第2回:全体主義のイメージ(1)
第3回:全体主義のイメージ(2)
第4回:近代とは何か?:工場としての近代
第5回:前近代から近代へ:何がどう変わったか?
第6回:ハンナ・アーレント『全体主義の起源』の構成とその位置づけ
第7回:第I部・反ユダヤ主義
第8回:第II部・帝国主義(1):資本主義の展開とモッブの出現
第9回:第II部・帝国主義(2):人種主義と官僚制
第10回:第II部・帝国主義(3):ブーメラン効果と難民収容所
第11回:第III部・全体主義(1):国家を破壊する国家
第12回:第III部・全体主義(2):イデオロギーとテロル
第13回:第III部への注釈:フランクル『夜と霧』など
第14回:戦前と戦後、その後のアーレント
第15回:アーレントと現代

(b)授業の進め方
講義は講師によるレクチャーが中心となる。資料は授業関連Webページにアップするので各自ダウンロードのうえ受講すること。授業は配布資料にそって話すので、板書事項はプリントにメモするなどして下さい。

授業時間外の学習

高校世界史レベルの事項はまえおき抜きに話題にすることがあるので、必要に応じて検索するなどして適宜知識を確認することが望ましい。復習は、配布資料やノートをよく読み返すこと。

成績評価方法および評価基準

(成績評価方法)
全15回のうち2/3以上出席した者だけを評価の対象とする。
評価は筆記試験による。

(評価基準)
(1)講義内容をきちんと押さえていること
(2)必要なポイントに触れていること
(3)論理性と文章力(成績評価)

オフィスアワー・授業相談

質問等は講義の前後およびメールにて受け付ける。

学生へのメッセージ

「この授業は何の役に立つのか?」と聞かれたときには「一般教養は生きるための力を培うものです」と答えることにしています。その心積もりで受講して頂ければと思っています。

その

とくになし

キーワード

イデオロギーとテロル
ブーメラン効果
モッブ
人種主義と官僚制
反ユダヤ主義
資本主義と帝国主義
近代と前近代
最終変更日時: 2025/03/27 0:04:44