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倫理・キャリア教育CAR602z 

3年, 4年後学期水5

ベンチャービジネス概論

Introduction to Venture Business

高木 克人

単位区分

単位数: 2単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

関連Webサイト

主題および達成目標

この授業の目標:

受講生がベンチャービジネスを理解する為の基礎を習得して、起業のイメージを掴んでもらう。

前もって履修しておくべき科目

なし

前もって履修しておくことが望ましい科目

なし

教科書等

なし

授業内容とその進め方

授業方法:
受講生にはベンチャービジネスの基礎を習得していただきます。
講義には、ゲストをお迎えする回を設けてます。
(ゲストは、一線で活躍するベンチャー企業経営者、金融工学の専門家)等です。
受講生はゲストの話を整理し自分の教訓としてコンパクトのまとめ、受講レポートにします。
自分の教訓は解説と共にゲストに共有します。

▸第1回10月7日ガイダンス:授業の狙い進め方について説明。質疑応答。
・2026年10月7日から2027年1月20日までの全15回の授業の流れ
・試験について 2027年1月20日水曜日5限実施 場所:B202教室で実施、教室にお越しください。
・評価方法(受講レポートの期限、テストについて)
自己紹介
・授業の進め方について

▸第2回10月14日:ベンチャービジネスって何だろう
・ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い
・ベンチャー企業創業のメリット
・株式公開について考える
・IPOによるストックオプションという選択肢
・PMF(顧客が熱狂的に欲しがるものを創れる状態)ってどんな感じか
・PMFするまでに想定できるベンチャー企業の様々な出来事

▸第3回10月21日:起業アイデアの創出と課題設定
・良いビジネスは「課題」から始まる
・課題発見のフレームワーク(顧客・市場・技術)
・デザイン思考の基本(共感→定義→発想)
・身近な課題からビジネスを作る演習
・ケース:なぜ失敗するアイデアは「自分目線」なのか

▸第4回10月28日:ビジネスモデル設計
・ビジネスモデルとは何か
・9要素の理解(顧客・価値・収益・コストなど)
・成功スタートアップのモデル分析
・プラットフォーム型 vs 単体サービス型

▸第5回11月4日:顧客開発とPMFの実現プロセス
・リーンスタートアップの考え方
・仮説検証(Build-Measure-Learn)
・顧客インタビューのやり方
・PMF前後の違い
・失敗事例から学ぶ「検証不足」

▸第6回11月11日:スタートアップのチームと創業者の役割
・起業におけるチーム構成(CEO・CTO・COO)
・創業メンバーの分担
・優秀なチームの共通点
・学生起業のリアル

▸第7回11月18日:資金調達①(エクイティ・VC・エンジェル)
・スタートアップの資金調達の全体
・エクイティとデットの違い
・VCの仕組みと意思決定
・バリュエーションとは何か
・株式の希薄化と経営権

▸第8回11月25日:資金調達②(ピッチ・資料作成・交渉)
・投資家に刺さるピッチとは
・ピッチデックの構成
・ストーリー設計(Why you? Why now?)
良いピッチと悪いピッチ

▸第9回12月2日:プロダクト開発と技術戦略(MVP開発)
・MVP(Minimum Viable Product)の考え方
・開発スピードと品質のバランス
・AI・データ活用の最新動向
大学発ベンチャーの強み

▸第10回12月9日:グロース戦略(ユーザー獲得とスケール)
・グロースハックとは何か
・マーケティング戦略(SNS・広告・口コミ)
・KPI設計(LTV/CAC)
・ネットワーク効果
・スケールの壁と乗り越え方

▸第11回12月16日:組織・人材・カルチャー
・スタートアップの組織進化
・採用戦略と人材確保
・企業文化の重要性
・失敗する組織の特徴
・ケース:急成長企業の崩壊

▸第12回12月23日:知財・法務・リスクマネジメント
・特許・著作権・商標の基礎
大学発ベンチャーの知財戦略
・契約・株主間契約
・コンプライアンス・安全保障
・失敗事例から学ぶリスク

▸第13回1月6日:EXIT戦略(IPO・M&A)
・EXITとは何か
・IPOの流れと実態
・M&Aのメリット・デメリット
・創業者の意思決定
・ストックオプションの現実

▸第14回1月13日:ビジネスプランの作り方(実践講義)
・ビジネスプランとは何か(目的:資金調達・事業整理・意思決定)
優れたビジネスプランの構造(問題・解決策・市場・競争優位性)
・市場分析の基本(TAM・SAM・SOM)
・収益モデルとユニットエコノミクス(LTV/CACの考え方)
・競争戦略(差別化・参入障壁・スイッチングコスト)
・事業計画の数値設計(売上・コスト・KPI)
・失敗するビジネスプランの典型例
・ケーススタディ:成功スタートアップの事業計画分析
・まとめ:起業するか否かの判断軸(個人・市場・タイミング)

▸第15回1月20日:テスト(学会などで都合の悪い方は、お気軽にご連絡ください)
:B202教室で5限に実施します。教室にお越しください。筆記用具持参。
総括および到達度評価(期末試験)

本授業の総括として、これまでの講義内容に関する理解度を確認するため、筆記試験を実施します。
・授業全体の振り返り
・ベンチャービジネスに関する基礎知識および主要概念の理解度の確認
・期末試験(筆記)

講義では、大学生の皆さんにとって、大きな気付きを与えてくれそうな起業家をゲストにお招きし登壇を頂く回を設ける予定です。
※登壇者の都合により、登壇の回が前後後したり、テーマ変更の可能性がございます。

実務経験を活かした授業内容

今から25年前にアナウンサーから転職したベンチャー企業が、楽天株式会社でした。
新規出店獲得の専門部署である営業開発部を立ち上げ、広報、クライアントマーケティングを管掌する営業開発部門に部門昇格し、月間300社の新規獲得を10名でどのように進めてきたか、楽天市場の出店店舗1万店達成まで、営業、広報、マーケティングをどう連携し進めてきたか、実務経験に基づいたお話を、初回の授業では講義をさせて頂きます。
また、他の回の授業では、本学の卒業生ベンチャー、資金調達に成功しているベンチャーなど、様々な経験を有する起業家の皆様をお呼びしてご講演頂きます。

授業時間外の学習

受講レポート

成績評価方法および評価基準

評価方法:
(1)受講レポート:授業で得た教訓を5-7-5など17音にまとめ、150字で解説をつけて、翌週月曜日正午までにGoogleフォーム経由で提出。

(2)テスト:2027年の1月20日水曜日 5限テスト。対面参加必須。B202教室で5限に実施します。教室にお越しください。筆記用具持参でお願いいたします。
受講レポート70%、期末試験30%
第1回~14回は各回5点満点(×14回)70点

受講レポート70%+期末試験30%=100点満点で採点し
最終的に60%以上を合格とします。

オフィスアワー・授業相談

メールにて受付

学生へのメッセージ

ベンチャービジネスを興すということは、
「65歳まで大手企業を務めあげる、他人に命令されたことをやる」とは、真反対にある、
「夢を追い、自由に考え挑戦し仲間をつくり働く、ロマンある生き方」であると言えます。
学生の皆さんが今すぐでなくても、将来、イノベーションを興し、
人生においてやりたい事を実現させ、日本から世界で羽ばたくベンチャーが生まれれば、
こんな素晴らしいことはありません。

その

生きることが楽しい、学ぶことが楽しい、人と出会うことが楽しい、
学生が電気通信大学に来て良かったと思っていただける授業にします

キーワード

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エクイティファイナンス
プロダクトマーケットフィット
出口戦略
成長率
知的財産資産ビジネス
研究成果型ベンチャー
資本調達法
革新性
最終変更日時: 2026/03/18 8:43:05