21018404

化学CHM101z 

1年, 2年, 3年, 4年春ターム月3, 月4

基礎科学実験B1(春)

Chemistry Laboratory

加固 昌寛

単位区分

単位数: 1単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

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主題および達成目標

1. 授業の主題
(1)実験に対する姿勢を身につける。
(2)実験を通じて化学を学ぶ。
(3)基本的実験操作を体得すること。
高校までの理科科目の学習では、実地で「もの(物質)」に触れ、理論や法則を目のあたりに確認する機会が多くありません。したがって紙の上での理解に陥り易く、また理解そのものも表面的になりがちです。電通大では実験および基礎的物質観重視の立場から、全学域に対して基礎科学実験B2を開講しています。
さらに、現代化学の重要な手法である分光分析を1年生の実験に導入していることや、安全と環境への配慮を教育するという特徴も持っています。
お、この実験は理系学生の基礎を養うトレーニングコースと位置付けて指導します。

2. 達成目標
-この実験を通じて学んで欲しいこと-
実験中の観察や実験データの扱い、実験ノートやレポートを書く意味など、実験授業の目的を十分理解して取り組んで下さい。論理的な文章力(国語)は、理系・文系を問わず社会で非常に大切ですので、この機会に身につけて下さい。
(1)<実験の計画・遂行能力>
体を動かし実験を行う。自分で原理、内容や結果を理解する能力を養う。
実験のマナーや安全管理の考え方を身につける。
(2)<理科系の素養>
種々の現象を観察し、面白さや発見の感動を体験する(科学の目を養う)。
実験は原理を理解することが大切なことを認識する。
(3)<測定値の処理と誤差の扱い>
測定とデータ処理を通して、科学的データへの責任を自覚する。
データの不確かさ(誤差)の重要性を認識する。
(4)<客観的な思考力>
得られた結果について、客観的事実をもとに論理的な考察を行うことを通じて、科学的なものの見方、考え方を養う。
(5)<論理的な日本語>
レポート(報告書)の作成を通して、誰が読んでも唯一の意味に取れる論理的な文章を書く。
(6)<説明と議論の法>
学生と教員1対1で報告内容について討論し、科学に必要な論理的考察の実際を理解する。

前もって履修しておくべき科目

なし

前もって履修しておくことが望ましい科目

なし

教科書等

教科書:基礎科学実験B1・B2(化学実験)電気通信大学共通教育部
生協で販売するので、ガイダンスのときに持参して下さい。

授業内容とその進め方

第1週:ガイダンス(レポートの書き方)
第2~6週:下記のなかから*印のついた5つの課題を受講する。1週間に1つの課題に取り組み、次週までにレポートを作成して提出する。
第7週:再実験

■実験課題(テーマ)
中和滴定
エステルの加水分解反応速度
定性分析
計算化学による温室効果ガスの評価
*アスピリンの合成
赤外吸収スペクトル
デュマ法による分子量測定
*ダニエル電池の起電力測定
*コロイド
吸光光度法による鉄の定量
*紫外可視吸収スペクトルと分子軌道
*カフェインの抽出と紫外吸収スペクトル

対面実験をはじめる前に10分間テストを行い、その日に行うことの手順の確認をします。そのためには毎回予習が必要です。そのあと課題ごとに担当教員が実験での注意点や内容の説明をします。実験終了後、担当教員が実験ノートを見て結果の確認を行い、あと片づけが終わってからレポート用紙を渡します。ノートの予習内容や実験記録が不十分だとやり直しを求められることがあります。

実験・受講終了後はテキストの注意事項を参考にしてレポートを作成し、断りのない限り次週までに提出します。不完全なレポートは再提出のために返却します。

授業時間外の学習

実験前にテキストを良く読み、実験内容を十分理解しておいて下さい。実験操作を実験ノートに順番に書いておいて下さい。その際、データや観察記録用のスペースを空けておきます。データシートなどを予め用意しておくと、記録忘れなどを防げます。レポートは実験終了後速やかに書くべきです。印象が鮮明なうちに書くことを勧めます。

成績評価方法および評価基準

(最低達成基準を含む)
レポートをS(10点)、A(9点)、B(7点)、C(6点)に採点します。レポート提出期限に遅れたときは2点減点になります。さらに、対面実験では、実験開始時間に遅れた場合も2点減点になります。
全体評価で秀または優の評価を受けるためには、すべての課題で欠席および未提出レポートがないことを原則とします。また、欠席または未提出レポート(0点)が一定数以上あると合格点に達しません。

最低達成基準は下記のようになる。
(1)実験内容を器具や装置の使い方も含めてレポートで説明できるか。
(2)実際に行った実験操作と観察結果やデータをノートに記録したか。
(3)データを原理的・数値的に正しく取り扱ったか。
(4)結果の主要な部分をわかりやすい表やグラフとして表現できたか。
(5)実験内容と自分自身の結果を説明できたか。
(6)得られた結果について論理的な考察を記述したか。
(7)廃液の処理などを含め、実験の後片付けがきちんとできたか。

オフィスアワー・授業相談

加固(全体責任者)、月曜5限 東1-215(なるべく対面実験の時間内を利用して質問して下さい。)
学外の先生も多いので、できる限り授業中に質問して下さい。履修などの問い合わせは上記公開e-mailでも受け付けます。

学生へのメッセージ

専門基礎科目の基礎科学実験を履修して、いろいろな実験を行い、得られた実験データに基づいてレポートを作成し、それが受理されるまでには、かなりの時間と労力を要します。したがって多人数教育のなかの一方通行の受け身型の授業と比べると大変ですが、それだけ学ぶことも得られるものも多いです。この科目は、知識を身につけるだけではなく、理科系のいわば基礎体力を養うトレーニングコースです。このことを認識して、ぎりぎりで単位を取るのでなく、積極的に取り組んで下さい。

その

担当者(変更の可能性あり):加固、(非常勤講師)畑中、池田、大橋、白井、武蔵、(技師部)藤本、落合

キーワード

アスピリンの合成
カフェインの抽出と紫外吸収スペクトル
コロイド
ダニエル電池の起電力測定
化学実験
紫外可視吸収スペクトルと分子軌道
最終変更日時: 2025/03/12 2:27:06