第2回 生物・地学分野における実験観察の意義と身の回りの自然への理解 [内記]
多様な地球環境と生命の世界についての理解を深める. 標本の観察について, 観察による描図の意義と実例, 光学顕微鏡類の取扱い. 実験器具とその基本的な扱い, 実験上の注意と危険回避. 更に野外観察の方法や留意点について解説する. アクティブラーニングとグループ学習, 探究活動の方法と実践, 及び, 野外観察の内容と指導方法について.
第3回 地球システムの理解 [内記]
複雑な地球システムについて仕組みや構成を理解する. 地球の形と大きさ, 重力, 地磁気など固体地球を特徴づける諸事象について解説する. 地球の概観についての理解を深める実験実習例・指導案の検討.
第4回 地球史と生態系 [内記]
地球上の地殻変動などについての現在の基本的な説明原理となっているプレートテクトニクスについて, その成立の歴史と地球の活動, 及び, プレートの収束域である日本列島で起こる地震の特徴, それに伴って発生する災害についても解説する. 地震, プレートテクトニクスなどに関するモデル実験実習例・指導案の検討.
第5回 地球史の読み方 [内記]
世界有数の火山国である日本列島におけるマグマ発生のメカニズム, マグマの種類と火山噴火様式の特徴, 及び, 原子・分子レベルでみた岩石鉱物の特徴と性質などについて解説する. 岩石鉱物, 火山などに関するモデル実験実習例・指導案の検討.
第6回 地球と生物の共進化 [内記]
地層の研究から明らかになってきた地球と生命の変遷についての相互関係, 大量絶滅と生物の進化について概説する. 古生物と現生種の観察を通して, 進化とその展開, 進化の証拠とその理論, 器官と進化, 生物の形態と進化, などについての実験実習例・指導案の検討.
第7回 宇宙における太陽系 [内記]
地球を含む太陽系の惑星の形成と特徴について, 及び, 恒星としての太陽の姿と進化, 銀河系と宇宙の姿についても解説する. 生命の存在するハビタブルゾーンとしての地球と, 比較惑星学の視点による太陽系の理解. 恒星としての太陽の姿を通して現代的な宇宙像を理解する. 天文分野における実験実習例・指導案の検討.
第8回 大気・海洋の循環 [内記]
大気の大循環, 水の循環, 海洋循環, 熱循環, 炭素循環など, また, 近年被害が甚大化している台風や線上降水帯等の諸現象, 更に, 地球科学の最新の研究が明らかにしている地球温暖化など気候変動についての最新の知見について解説する. 大気・海洋を理解するための実験実習例・指導案の検討. 前半のまとめとして地球環境の変遷について理解を深める.
第9回: 理科実験の設計[梶川]
実験指導での注意点, 報告書指導での注意点
第10回: 模擬授業-模擬実験(1)中学校理科(音の共鳴)[梶川]
第11回: 模擬授業-模擬実験(2)高等学校理科(光の干渉と回折格子)[梶川]
模擬実験と報告書の作成
第12回: 教育実践事例1[牧] 子供実験講座の具体的な実施内容と実験講座:ホタルの光を科学しよう」の意図を解説し, 単に知識とそれに関する体験実験を教える講座ではないことを意図して開催していることの意味を解説する. その実験講座を通して理解する視点等を解説する.
第13回:教育実践事例2[牧] 子供実験講座の具体的な実施内容と実験講座「子供と学ぶ科学実験講座:~美白の化学・鏡を作る実験と宇宙の話~」の意図を解説し, 単に知識とそれに関する体験実験を教える講座ではないことを意図して開催していることの意味を解説する. その実験講座を通して理解する視点等を解説する.
第14回: 教育実践事例3[牧] 子供実験講座の具体的な実施内容と実験講座「子供と学ぶ科学実験講座:がん細胞を光らせて見つけ出そう-癌研究を体験してみる-」の意図を解説し, 単に知識とそれに関する体験実験を教える講座ではないことを意図して開催していることの意味を解説する. その実験講座を通して理解する視点等を解説する.
(b)授業の進め方
主に地学分野を中心に, 各単元の基礎概念・基本的知識を理解し, 分かりやすく教えられるようにする. 身近な現象や実験・観察を講義内で提示・体験することを通して, 生徒が自然の事物・現象に進んで関わり, 科学的に探究する態度を養うことができるような方法や工夫を体験的に学ぶ. また, 受講者の主体的な取り組みを通して, 教えるべき内容をどのように指導するかという観点について, 指導者が常に意識し確認できるような学習を行う. [内記]
授業後半では, 実際の実験講座等の実施内容について学習し, 理科として自分の専門以外の実験について事例を学ぶ. [梶川, 牧]