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コンピュータ工学COM503f 

3年前学期月4

メディアネットワーク

Media Network

高田 哲司

単位区分

単位数: 2単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

関連Webサイト

主題および達成目標

人間は社会的動物であり, コミュニケーションは人間の社会的活動において最も普遍的で重要な活動です. このコミュニケーションの形態は, コンピュータネットワークやスマートフォンの登場によりWeb, チャット, オンラインショッピングからソーシャルメディア/ゲーム, 動画配信, ビデオ会議など多様化の一途をたどっています.

本講義の主題は, これらのコミュニケーションツールを理解し, 新しいコミュニケーションツールを自ら発想・実現する能力を身につけることです. そのために, 現代の様々なコミュニケーションツールの基礎となっているWebシステムを理解し, そしてWebシステムの構築技術を習得することを目標とします.

また, Webシステムを対象とした情報セキュリティ事件はあとをたちません(個人情報漏えい, マルウェア感染, 不正侵入, オンライン誹謗中傷 etc). よってWebシステムの仕組みを理解することは, 情報セキュリティのエンジニアとしても必要不可欠です.

前もって履修しておくべき科目

コンピュータリテラシー
基礎プログラミングおよび演習
アルゴリズムとデータ構造およびプログラミング演習

前もって履修しておくことが望ましい科目

計算機アーキテクチャ

教科書等

参考図書:
たにぐち まこと:よくわかるPHPの教科書 [PHP7対応版]
マイナビ出版社 (2018/04/26), ISBN: 978-4-8399-6468-9

授業内容とその進め方

本講義は講義と実習の二部構成となっています. 初回3回で Webシステムの原理, 機能の説明, コミュニケーションツールの紹介を通じて, コミュニケーションツールの理解と発想のための幅広い知識を学びます.
4回目以降では典型的なWebシステムを想定し, その実装演習を通じてWeb技術を学習し, ネットワークプログラミングの基礎とWebシステムの実装技術を身につけます.
・HTMLとCSSによるWebページ作成
・PHPによる種々の対話機能(アンケート, 掲示板, チャット)
・SQLite Database によるバックエンド・データストア
・セキュリティ対策(パスワード認証, クロスサイトスクリプティング対策)

<コミュニケーションツールの講義>
第1回:ガイダンス
第2回:Webシステムの機能と構成
第3回:Webシステムを実現している技術の概要
<コミュニケーションツールの実習>
第4回:Webサービスの基本構成, HTML, PHP
第5回:アンケートの記録, サーバセッティングの流れ
第6回:アンケートの集計, 表示, クロスサイトスクリプティング対策
第7回:掲示板課題説明, 投稿機能
第8回:掲示版表示機能
第9回: データベースの利用
第10回:パスワード課題説明
第11回:パスワード実装
第12回:マッシュアップ, 内容と表示の分離CSS
第13回:チャット, テンプレート
第14回:作品の高度化, オリジナル機能の構築
第15回:作品の発表と講評

ただし, 講師の事情により講義内容を変更, 前後させる可能性がある.

授業時間外の学習

Webシステムの実装(HTML & CSS & PHPの学習)
レポート課題の対応

本講義は演習主体の講義です. 講義時間外にも手を動かし, 学習する必要があります.

成績評価方法および評価基準

(a) 評価方
実装したWebシステムの完成度, 課題レポート, 作品発表会 の総合評価とする.

(b) 評価基準
以下の到達レベルをもって合格の最低基準とします.
・Webシステムで使用されている技術を理解し, それを用いてシステムの構築ができること
明示した要件を満たしたWebシステムを実装し, 第三者が利用できる状態にすること
実装したWebシステムの利用方法と利点を他者に分かるよう説明できること.

オフィスアワー・授業相談

Office hour は特に設けない. 質問・相談がある場合はWebClassの掲示板で行うこと.
お個別面談を希望の場合は, 電子メールで事前にアポイントを取ること.
お受け付けた質問は、原則として講義履修者全員公開(共有)する

学生へのメッセージ

新しいツール・システム・サービスを用いて社会をどのように変えることができるか, そのためにはどのような課題があるのか, 課題解決には何をすればいいのか?を考え, 自分の研究・サービス・組織を立ち上げたり, 企画提案できるような人になってほしいと思います. そのために, Webというプラットフォーム上で多くの人に使われるようなサービスを自分で創造できる人になるための基礎を培ってほしいと思います.

お本講義は「演習」という名称はついていませんが, 実態は座学ではなくほぼWebシステムの実装演習となります. また講義で学ぶのはWebシステムの基礎であり, 自分が望むシステムを実現するには, 講義で教えたこと以外のことにも挑戦する必要があります. 講義で触れていない技術やツール, 周辺技術もどんよくに学ぶ姿勢を持ってシステム実装に取り組み, 「より良いサービス」を作ることを大いに期待します.

最後に, 情報セキュリティへの基礎についても学んでほしいと思います. 安易な実装などにより脆弱性をかかえたサービスを作り, 事後でインシデント(事件)を起こしてしまうようなことのないよう. 基礎中の基礎を学んでいきましょう.

その

講義では IED演習室(I類/総合情報学科/II類セキュリティ情報学プログラム 教育用計算機演習室)を利用して実習を行います. 多くの学生は他の講義でも利用する演習環境なので問題はないと思いますが, IED演習室が利用できることを各自でも確認しておくこと. 環境は Linux 環境を使用します.
IED演習室:http://www.ied.inf.uec.ac.jp/

他プログラム・他類からの履修は歓迎します. が, 設備の事情で受け入れ可能人数には上限があります.

キーワード

Webシステム
インターネット
コミュニケーション
セキュリティ
ネットワークプログラミング
最終変更日時: 2026/03/25 2:09:50