22018202

化学CHM201s 

1年, 2年, 3年, 4年後学期土4, 土5

基礎化学実験

Chemistry Laboratory

加固・大橋・池田

単位区分

単位数: 1単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

関連Webサイト

Google Classroomクラスコード:後学期開始前に公開します。

主題および達成目標

1. 基礎化学実験の目的
(1)実験に対する姿勢を身につける。
(2)実験を通じて化学を学ぶ。
(3)基本的実験操作を体得する。
高校までの理科科目の学習では実地に「もの(物質)」に触れ、理論や法則を目のあたりに確認する機会が多くありません。したがって紙上での理解に陥り易く、また理解そのものも表面的になりがちです。電気通信大学では実験および基礎的物質観重視の立場から、先端工学基礎課程に対して基礎化学実験を開講しています。
さらに、現代化学の重要な手法であるスペクトロスコピーを実験に導入していることや、安全と環境への配慮を教育するという特徴をもっています。

2. この実験を通じて学んで欲しいこと
実験中の観察や実験データの扱い、実験ノートやレポートを書く意味など、実験授業の目的を十分理解して取り組んでください。
(1)<実験の計画・遂行能力>
体を動かし実験を行う。自分で原理、内容や結果を理解する能力を養う。
実験のマナーや安全管理の考え方を身につける。
(2)<理科系の素養>
種々の現象を観察し、面白さや発見の感動を体験する(科学の目を養う)。
実験は原理を理解することが大切なことを認識する。
(3)<測定値の処理と誤差の扱い>
測定とデータ処理を通して、科学的データへの責任を自覚する。
データの不確かさ(誤差)の重要性を認識する。
(4)<理科系の思考力>
得られた結果について論理的な考察を行うことを通じて、理科系のものの見方、
考え方を養う。
(5)<論理的な日本語>
報告書(レポート)の作成を通して、誰が読んでも唯一の意味に取れる理科系の文章を書く。
(6)<説明と議論の法>
学生と教員1対1で報告内容について討論し、理科系に必要な論理的考察の実際を理解する。

前もって履修しておくべき科目

なし

前もって履修しておくことが望ましい科目

なし

教科書等

教科書:「基礎化学実験」電気通信大学(共立出版株式会社)
前年度までの版を持っている場合は使用できる場合があるので、ガイダンスの際にたずねてください。
注意!「基礎科学実験B1・B2(化学実験)」は昼間のクラスの教科書です。間違えないようにしてください。

授業内容とその進め方

授業内容
本授業は後学期後半(基礎物理学実験の日程終了後)から開始します。
詳細はガイダンスでお知らせします。
[ガイダンス]
日程未定

第1回 ガイダンスおよび安全教育(履修者は必ず出席すること。)
第2〜7回(班毎のローテーション方式で下記の実験実習の中から6課題を行う。具体的な6課題は11月後半のガイダンスまでに決定する。)
吸光光度法による鉄の定量
エステルの加水分解反応速度
定性分析
計算化学による温室効果ガスの評価
アスピリンの合成
赤外吸収スペクトル
紫外可視吸収スペクトルと分子軌道

(以下は実験の進め方です。)
実験をはじめる前に10分間テストを行い、その日に行うこと、その手順の確認をします(そのためには毎回予習が必要です)。そのあと題目ごとに担当教員が実験での注意点や内容の説明をします。実験終了後、実験ノートを見て結果の確認をして検印を押し、あとかたずけが終わってからレポートの表紙をわたします(ノートの予習内容、実験記録が不十分だと検印を押さないことがあります)。
実験終了後はテキスト内の注意事項を参考にしてレポートを作成し、 断りのない限り次の実験日の実験開始前までにレポート受けに提出して下さい。レポートに不備、間違いがある場合等、不完全なレポートは再提出のために返却します。再提出の指示を受けたレポートは、修正あるいは訂正し、さらに次の実験日の実験開始前までにレポート受けに提出して下さい。

授業時間外の学習

実験前にテキストを良く読み、実験内容を十分理解しておいてください。実験操作を実験ノートに順番に書いておくこと。その際、データや観察記録用のスペースを空けておくこと。データシートなどを予め用意しておくと記録忘れなどを防げる。
レポートは実験終了後速やかに書くこと。印象が鮮明なうちに書くことを勧める。

成績評価方法および評価基準

実験だけ受けてもレポートを提出しなければ評価されません。
レポートをS(10点)、A(9点)、B(7点)、C(6点)に採点します。
実験開始時間およびレポート提出期限に遅れたときは2点減点します。

成績評価のポイント
(1)実験内容を理解しているか(器具や装置の使い方も含めて)。
(2)実際に行った実験操作と観察結果やデータをノートに記録したか。
(3)データの取り扱いが正しくできたか。
(4)結果の主要な部分をわかりやすい表やグラフとして表現できたか。
(5)得られた結果について論理的考察を行ったか。
(6)実験内容と結果の説明ができたか。(実験終了時に指導教員に報告する。)
(7)廃液の処理などを含め、実験の後片付けがきちんとできたか。

オフィスアワー・授業相談

オフィスアワー:
できる限り授業中あるいはその前後に質問して下さい。履修などの問い合わせは上記公開e-mailでも受け付けます。

学生へのメッセージ

可能な限り実験前やレポート作成時に自分で勉強して下さい。内容がわかればわかるほど実験は楽しくなります。基礎化学実験を履修して、いろいろな実験を行い、得られた実験データに基づいてレポートを作成し、それが受理されるまでには、かなりの時間と労力を要します。したがって、講義と比べて大変な面もありますが、それだけ得られるものも多いです。この科目は、知識を身につけるだけではなく、理科系のいわば基礎体力を養うトレーニングコースです。このことを認識して、ぎりぎりで単位を取るのではなく、積極的に取り組んでください。

その

担当者:加固(東1-215)、(非常勤講師)大橋、池田

キーワード

アスピリン
アセチルサリチル酸
分子振動
化学実験
反応速度
報告書の作成
定性分析
有機合成
計算化学
論理的文章
赤外吸収スペクトル
酢酸エチル
金属イオン
最終変更日時: 2025/03/11 2:38:50