22023104

電気・電子工学ELE701t 

4年前学期

計測工学

Instrumentation Engineering

木寺 正平

単位区分

単位数: 2単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

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主題および達成目標

(a) 主題:
計測工学とは, 対象となる物理量を如何に正確に測るかを工学的観点から学ぶ学問である.
今日の科学技術は, 優れた計測技術によって支えられてきた. それは, 時間・空間, 重さ等の根本的な量から始まり, 光・電子・電磁波・量子等は, 現在の科学技術の根幹をなす計測対象である. また, ニュートリノ, ヒッグス粒子, 重力波などは, その存在が理論的に示されていたものの, 実際に計測することができるかが科学的に極めて重要であり, これは最近のノーベル物理学賞の例を見ればよくわかる.
本講義では, どのような計測においても重要となる単位・標準・誤差解析等に重点を置き, 演習問題等でそれを習得してもらう. また電気・電子・通信工学の分野で重要となる種々の物理量の計測原理と実際を学ぶ.

(b) 達成目標:
計測工学の重要性を認識すること, 単位・標準及び誤差解析等の知識・計算能力の養成が第一である. 次に各種の計測方法について, その原理や特徴などの知識・応用力を身に付ける.

前もって履修しておくべき科目

必修専門科目・電気回路学及び演習・電磁気学及び演習・確率統計

前もって履修しておくことが望ましい科目

電気数学・信号処理論・電子回路学

教科書等

教科書:廣瀬 明著「電気電子計測(第二版)」(新・電気システム工学)数理工学社
参考書:山崎 弘郎「電気電子計測の基礎ー誤差から不確かさへー」(電気学会大学講座)オーム社
参考書:岩崎 俊著「電磁気計測」(電子情報通信レクチャーシリーズ B-13)コロナ社
参考書:信太 克規「基礎電気電子計測」(電気・電子工学ライブラリ UKE-A4)数理工学社

授業内容とその進め方

(a) 授業の進め方
プロジェクタベースの講義であるが, 必要に応じて板書を行う. 毎回, 講義内容を確認するための演習を行う.

(b) 授業内容
1. 計測工学の意義 有効数字の概念
2. 誤差と統計解析
3. 計測標準, 単位
4. 指示計器の原理
5. 直流計測
6. 交流計測
7. 増幅器の基礎
8. 講義まとめと中間試験
9. 増幅器の応用
10. ディジタル計測
11. 波形・周波数計測
12. 周波数・位相計測
13. 雑音と除去処理
14. 共振回路
15. 期末試験とその解説

授業時間外の学習

基礎的な電気回路・電子回路・電磁気学の知識を習得していることを前提としている.
講義についていくためには, 講義資料をあらかじめ読んでおくことが必須である.
演習課題で合格点をとるためには十分な予習が必須である.

成績評価方法および評価基準

(a) 評価の法 毎回の演習課題 + 中間試験 +期末試験 を総合的に評価する.
出席の評価は演習課題の提出によってなされる.
演習課題の回答例は配布しない.

(b) 合格判定の最低基準
単位・標準の理解, 誤差解析等の計算力,
各種計測原理の知識とその特徴に関する基礎的な知識を有している判断されれば合格とする.

オフィスアワー・授業相談

事前にkidera@uec.ac.jpに連絡し, アポをとること.

学生へのメッセージ

計測は科学技術の基本である. 本講義で獲得する知識は, どのような分野における研究者・技術者になった場合にも非常に役立つ知識である. 主体的になればなるほど得るものも多くなるであろう.

その

特になし

キーワード

オペアンプ
ディジタル計測
伝送線路
信号解析
共振現象
単位と標準
指示計器
誤差
最終変更日時: 2025/03/10 19:48:07